
アトピー 食事の意外な事実
食物がおいしく豊富であるため「食欲の秋」となる。
冬は、寒さに対応せねばならないという理由から、また、北風のせいで乾燥肌となり易い。
そこで、脂肪分を心して摂らねばならない。
魚や野菜を大量に摂取できる鍋物は、生活の知恵であろう。
含蓄のある言葉ではないか。
まさに旬に力である。
旬に栄養力あり。
そして一番安い時期でもある。
旬を知り安価で栄養価の高い、バランスの取れた食事を心がけたいものである。
一生で、人は平均約八万回、食事をするという。
一回一回の食事に気をつけた人とそうでない人とでは、当然大きな差が出てくるだろう。
自分の一生の幕を引くその瞬間まで生き生きと生活するためにも、正しい食生活をしたいものである。
私の母はいつも人が困っていると飛んで行き、何か事が起こるとおせっかいにも駆けつける、行動的な母であった。
その母が体の調子を崩した。
あちこちの病院へ行っても、病名がわからない。
素人の目から見てもどこかが悪いことは判るというのに、病院では判らないと言う。
そのため、数カ所の病院をまわった。
最後に行った病院でやっと結果が出た。
癌である。
「あと二ヶ月の命です」淡々と言われた。
冗談じゃない。
何故今ごろ?いきなり言われたって困る。
毎日、検査にあけくれ、「姉は食事に気をつけていたかしらねえ」と言うが、私の印象では、母は食事には非常に気を使っていた。
「もう飲みたくない」というバリウムを飲まされ続けたのに。
正常な体であれば一日で体外に出るバリウムも母の場合は外に出ず、よけいに体力を落とし、よけいに苦しむこととなっていった。
辛く、歩くことも出来ない母。
やせた母の背をみながら車椅子を押すのは辛かった。
母は、健康のために色々なことをしていた。
麦の青汁のようなものを飲んでいたし、癌であることは勿論知らなかったが、癌に効くという特別な水も飲んでいた。
食事に気を使い、なおかつ健康食品まで食べていた母が亡くなった。
母が亡くなった半年後、母の飲んでいた水が蒸留水に木の香りをさせただけの水であることが判明。
新聞にも報道され、くやしい思いをした。
そのくやしさもあり、その後は健康食品などには決して頼るまいとの思いから、かたくなな健康食品嫌いに陥ってしまった。
また、あんなに食に気を使っていた母でさえ死んでしまったのだ、どうせいつか死ぬのならばおいしい物だけを思う存分食べて死にたいと思い、食にまで気を使わなくなってしまった。
そして、母の死を通して医者までもが信じられなくなった。
今思うと、母が亡くなったのは健康食品のせいでも医者のせいでもない。
ただ、その時はそれらを非難することでしか、自分の平静を保てなかったのだろう。
食というものはいかにバランス良く摂るかが大切なのであって、いくら良い食品だからといって、それだけを食べていれば良いというものではない。
今考えてみれば言うまでもないほど当然のことであるが、当時の私は母の死のショックのため、視野がせまくなっていたのだろう。
今考えれば、ゾッとするような食生活を送っていた。
食事は普通に作ってはいたものの、子供達に清涼飲料水は飲ませる、嫌いな野菜は食べさせない、とおそろしい食感覚。
四人の子供達が全員とびひになって全身にBを貼るようになっても、次女が百日咳になっても、それがバランスの悪い食生活からきていたとは思いもしなかった。
甘味料で骨がぼろぼろのスライドを拝見したのは、ちょうどそのような状態の時、我が子の乳歯の生え変わる頃でもあった。
スライドには、様々なものが映し出された。
清涼飲料水の摂取量と非行の進行度が明らかに比例していることを表わすグラフから、甘味料を与え続けてぼろぼろになったねずみの歯の写真に至るまで。
また、ある犯罪学者が「糖の摂取量と暴力は比例する」と主張、実験として刑務所の食事で糖を控えたところ、暴力事件数が少なくなったというお話も聞いた。
夜尿症・痛み、疲れ、食事から糖を除くことによって、良くなったとの報告もあるという。
仏様にあげさせた。
とびひもおねしょも、すぐ骨折する弱い骨を作ったのも食事が原因であるとしたら大変なことである。
体内に入れる食の大切さに気づいていなかった若い母にとっては、これらの話は非常に衝撃的であり、目からうろこが落ちた気がした。
そして、子供の未来のためにも何とかこれまでの食生活を変えねばと思った。
しかし、これまで良いと言って飲ませていたものを急に「飲んではだめ!」と言っても、子供が素直に聞くはずがない。
食生活の改善は大変な作業となった。
「体によくないから止めましょうね」と言っても、聞きはしない。
困り果てて、どうすれば本当に体に悪いことを子供にわからせることができるだろうか、と頭をひねった結果、我が家ではある実験をすることにした。
ちょうど抜けた乳歯があった。
いつもなら、下の歯は天にほうり投げさせ、上の歯は地に投げさせてきた。
しかし、その時だけは違った。
抜けた歯をコップに入れて、そこに清涼飲料水を子供に入れさせた。
糖が過剰になるという意味では、同じであるのに。
糖分の最大摂取量は一日に五〇gとされているが、カランコロン甘味料には、一本に角砂糖で六個分の量が含まれているという。
と思ったのかもしれない。
そして、何日もほっておいた。
私も子供達も忘れた頃、子供達を集めてコップから、抜けた乳歯を、机に敷いた新聞紙の上に取り出してみた。
真っ黒に染まった乳歯を見てびっくりする子供達。
おまけに、割り箸でつついてみると、ぼろぼろの黒い粉となってしまった。
清涼飲料水に長くつけたせいでぼろぼろになってしまった自分の歯を見て、子供は子供なりにも大きな衝撃を受けたようだ。
実験は成功であった。
それからは、しばらく清涼飲料水は飲まなくなった。
今では子供達も成長し、一人前の大人となった。
子供の頃、ぼろぼろになった歯を見た時の衝撃が薄れてしまったのだろうか。
コーヒー等のカランコロン甘味料を買って飲んでいる姿をしばしば見る。
コーヒーは清涼飲料水とは違って甘味料の量が少ないため、体に悪くないと思っているのかもしれないが、糖分は同じである。
このようなものが入ったものを「食品」と呼べるだろうか。
かびない・腐らないものは食品ではなく、もう薬品である。
私がMレポートに出会ったのは、随分前のことだ。
そのレポートの情報はあまりにも重要だったので、書かれてあった本を大量に買い込み知人に配った記憶がある。
私の中では既に常識化していることであったが、意外にも知らない人が多かったため、だいぶ古い情報かもしれないが、まだ知らない人がいるのなら伝えねば、と思い、Mレポートの詳しい情報を図書館に調べに行った。
「Mレポートについて調べたいのですが、どの資料を捜せばいいでしょうか?」カウンターに問い、捜して頂いた。
Mレポートとしての本はなかったが、大統領候補になったというMという上院議員がおり、K議員とともに活躍した議員であるということだけは判った。
残念ながら、Mレポートに対しての収穫はなかった。
このレポートを図書館の専門家が判らないのでは、多くの人が知らないのも無理はない。
仕方ないので、再度、自宅の本棚を探してみた。
もしかしたら、昔の本が見つかるかもしれない。
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